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青色申告と白色申告違い、メリット・デメリットとは?

確定申告は会社員の収入だけで生活している間は、ほとんどの人が必要のなかったのですが、副業をはじめて利益が出ると確定申告をしなければなりません。しかも青色と白色があります。違いはなに? どうやって選べばいいの? といった疑問にこたえます。

青色申告と白色申告違い、メリット・デメリットとは?

青色申告と白色申告の違いとは?

青色と白色の違いをひとことで言えば、「節税効果があるかないか」に尽きます。より多くの節税効果をもたらすのは青色申告ですが、その分手間もかかります。以下で詳しく見ていきましょう。

青色申告と白色申告の違いとは?

青色申告の特徴とメリット

青色申告の最大の特徴は、節税効果です。青色申告を選び、複式簿記で記帳をすれば最大65万円の所得控除を受けることができます。つまり、得た収入から必要経費を引いた残りの利益からさらに65万円を差し引くことができるということです。

たとえば、副業で200万円の収入があり、経費が50万円かかったとします。この場合の課税所得は200万円-50万円=150万円ですが、青色申告特別控除があると、この150万円からさらに65万円を差し引いて、85万円が課税所得となるのです。

150万円と85万円、どちらも所得税率は5%ですので、それぞれの所得にかかる所得税は、150万円で7.5万円、85万円なら4.25万円と、その差額は3万円にもになります。

また、青色申告には赤字が出てしまっても、翌年から最長3年間は赤字を繰り越すことができるというメリットがあります。
たとえば、前年に10万円の赤字が出てしまい、今年は30万円の利益が出た場合、損失申告をすれば、前年の10万円を差し引くことができますので、今年の課税所得は20万円となります。

青色申告のメリットはまだあり、自宅で仕事をしている人は、副業のために使用している電気代や家賃などを、プライベートと事業用とで分けることで経費として計上することができます。家賃などもきちんと床面積で計算すれば大きな節税効果が期待できます。

青色申告の特徴とメリット

白色申告の特徴とメリット

白色申告のメリットは、青色申告のように事前に申請する必要がないことです。ただ、メリットはこのひとつくらいで、他にメリットがないのが実情です。というのも、以前は帳簿の手間が複式簿記の青色申告に比べて非常に簡単でした。しかし、2014年からは記帳の作成、保存が義務化されたのです。

青色申告の申請手続きを忘れた人や、事業ではなく単なる雑所得だという人は白色で申告しましょう。

白色申告の特徴とメリット

青色申告のデメリット

節税効果の大きい青色申告には2つのデメリットがあります。ひとつは複式簿記でなければ65万円の控除を受けられないことです。複式簿記はひとつの取引対し、複数の勘定科目で記帳をしなければなりません。簿記の知識がなければ複式簿記で記帳するのは難しいのですが、今では簡単に入力できるクラウド会計ソフトもさまざまなものがありますので、このデメリットもデメリットとは言えなくなってきました。

もうひとつのデメリットは、開業届と青色申告承認申請書の提出をしなければならないことです。基本的に開業してから2カ月以内に提出する必要があるのです。

青色申告のデメリット

白色申告をしている人は青色申告へ

白色申告のメリットだった簡単な帳簿の記帳、作成が2014年になくなってしまった今、白色申告のメリットはほぼありません。事前に税務署へ開業宣言をしなくてもよいくらいです。今でも白色申告をし続けている人は、これを機に青色申告へとチェンジしてみてはいかがでしょうか。

白色申告をしている人は青色申告へ

まとめ

青色申告にはご紹介してきたもの以外にも、さまざまなメリットがあります。節税するなら開業届と青色申告承認申請性を提出しておきましょう。

Written by ことりえ
大阪府出身、奈良県在住。ファイナンシャルプランニング技能士。税務・会計・保険・投資専門のマネーライター。
以前は上場企業の経理担当。学ぶことが好きで好奇心旺盛。趣味はファイナルファンタジー。

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