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賢く節税しながら資産形成を図るイデコとは?

多くの人が、銀行の預金ではほとんど資産を増やしていくのが難しいことを認識していると思います。そうかといって、イデコで運用を始めてみたいと考えているものの、いまいちその仕組みを理解できてないと言う人もいらっしゃることでしょう。本記事で紹介するイデコの制度やメリット・デメリットなどを踏まえ、賢く節税しながら資産形成を図ってください。

賢く節税しながら資産形成を図るイデコとは?

イデコの活用が求められている背景とは?

まず始めに、なぜ今日本においてイデコ制度が整備され、その活用が促されているのでしょうか。それは、急速に進む少子高齢化を背景に、日本の年金制度の台所事情は厳しい状況にさらされております。そこで、自助努力で老後の資産を形成すべく導入されたのが確定拠出年金です。安心した老後生活を送るためにもイデコの活用が求められています。

イデコの活用が求められている背景とは?

イデコの制度概要

個人型確定拠出年金(愛称:イデコ)は、豊かな老後生活を送るための私的年金制度です。そして平成29年1月より、基本的に20歳以上60歳未満のすべての人が加入できるようになったことを受け、制度の普及拡大が進んでおります。掛け金は月々5,000円以上、1,000円単位で設定することが可能です。また、国民年金の第1号被保険者など加入区分に応じて、掛金上限も決まっています。そして、運用は自分自身で行うことになります。運用商品に関しては、イデコを申し込む金融機関によって異なってきますが、元本確保型の定期預金からリスクを積極的に取りにいく株式投資信託などバラエティに富む商品ラインナップとなっています。

イデコの制度概要

イデコのメリット

イデコのメリットは3段階に分けられます。まず拠出時は、拠出金の全額が所得控除の対象となり、結果所得税・住民税の節税につなげられます。2段階目が、運用益が非課税となります。通常、投資信託などの運用で得られる利益には、20.315%の税金がかかります。それが、イデコでは非課税です。そして3段階目は、受け取り時に公的年金等控除、もしくは退職所得控除の対象となります。

イデコのメリット

イデコ活用の注意点

一方で、イデコを活用するうえでの注意点としては、まずイデコで運用する商品の中には、元本が確保されない商品も含まれています。そのため、運用成績次第で、資産が増減します。また、イデコは老後の資産形成となるため、原則60歳まで資産を引き出すことはできませんので注意しましょう。なお、課税される所得がない人は、掛け金の所得控除は受けられません。

イデコ活用の注意点

まとめ

イデコの制度やメリット・デメリットなどをしっかり理解したうえで、自己責任のもと節税しながら賢く資産形成を図っていきましょう。

Written by 金融マン
国内外の金融機関に長年勤務し、株式や投資信託、確定拠出年金業務を担う。現在はフリーのライターとして金融関連の記事執筆を手掛けている。趣味はスポーツ観戦。

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