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イデコと企業型確定拠出年金は何が違うの?

企業への入社と同時に企業型確定拠出年金へ加入された人は多いかもしれません。他方で、イデコは基本的に20歳から60歳未満の全ての人が加入できるようになり、国が主導する形で積極てな活用が促されています。そこで、企業型確定拠出年金とイデコそれぞれの特徴や違いを整理していきましょう。

イデコと企業型確定拠出年金は何が違うの?

企業型確定拠出年金とは何か?

まず、より豊かな老後生活を送るための資産形成手段である確定拠出年金制度には、企業型と個人型(イデコ)の2つのタイプがあります。勤務先の企業において、企業型確定拠出年金が導入されている場合、従業員が加入することができます。基本的な仕組みとしては、企業が掛金を拠出して、従業員が自己責任で運用を行います。そして、積立・運用した資産を受け取るのも従業員となります。

企業型確定拠出年金とは何か?

イデコとの違いは?

そしてイデコとの大きな違いの1つが、イデコが掛け金の拠出を自分自身で行うのに対し、企業型確定拠出年金は勤務先の企業が負担します。また企業型確定拠出年金の場合、掛け金額の設計は役職や勤続年数などに応じて異なってきます。イデコは職業などに応じて拠出限度額が決まっています。そして企業型確定拠出年金においては、他の企業年金(厚生年金基金や確定級企業年金など)がある場合、月額2万7,500円、他の企業年金がない場合は月額5万5,000が上限となっています。なお企業型確定拠出年金には、「マッチング拠出」という企業の掛け金に上乗せして従業員自身が掛金を拠出することが可能です。または、企業型確定拠出年金に加え、イデコに加入することもできる場合があります。マッチング拠出またはイデコへの加入を検討される人は、勤務先企業の担当部署に可能か否か問い合わせしてみてください。

イデコとの違いは?

確定拠出年金の3大メリットは企業型もイデコも一緒

なお、企業型確定拠出年金に関しても、イデコと同様に大きなメリットである掛け金の拠出時、資産運用時、そして資産受け取り時において税制優遇を受けることができます。具体的には、拠出した掛金の全額が所得控除となるため、所得税及び住民税が節税できます。また、運用で得た利益に通常かかる20.315%の税金もかかりません。そして受け取り時には、「公的年金等控除」や「退職所得控除」の対象となります。

確定拠出年金の3大メリットは企業型もイデコも一緒

まとめ

企業型確定拠出年金とイデコも長期に亘る資産形成となります。その分、拠出時・運用時・受け取り時の3段階で享受することができる節税メリットも、より大きな効果を発揮すると思われます。それぞれの制度の特徴や相違点を踏まえ、より賢く老後資産の形成を図りましょう。

Written by 金融マン
国内外の金融機関に長年勤務し、株式や投資信託、確定拠出年金業務を担う。現在はフリーのライターとして金融関連の記事執筆を手掛けている。趣味はスポーツ観戦。

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