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VBAを使ったExcelのマクロの副業案件で稼ぐ方法を解説!
副業でデータ入力を調べていく中で、Excelのマクロの副業が検索にヒットして疑問に思ったり、気になった方がいると思われます。
Excelはデータ入力だけでなく、ある程度のスキルを身に付ければマクロ分野で稼ぐこともできます。
今回はExcelのマクロがどんなもので、Excelのマクロの副業で稼げるのかどうかについて解説します。
目次
VBAとマクロの違い
Excelのマクロの副業について考える上で重要になってくるのがVBAの存在です。
よくVBAとマクロをプログラミング言語だと勘違いされている方がいますが、実際はまるで別物です。
VBAはOffice製品で利用できるプログラミング言語のことを指します。
それに対して、マクロはコンピューターの操作を自動化する機能そのもののことを指します。
VBAのプログラミング言語を用いて、Excel操作を自動化するためのマクロを組み上げるというのが正しい認識です。
これによって、Excelで何時間もかかっていたような作業を一瞬で終わらせて、作業の効率化を実現できます。
Excelのマクロの副業案件で稼げる?
Excelのマクロの副業案件がどのくらい稼げるのかといった部分は、Excelのマクロの副業に挑戦するか迷っている方にとって一番気になるところです。
Excelのマクロの副業案件の相場や仕事の内容、仕事をする上で必要とされるスキルについて解説します。
料金相場
Excelのマクロの副業案件は、どこまで着手するかによって単価が大きく変わります。
例えば、データ入力までの範囲であれば、2,000円~5,000円程度となりますが、VBAを用いてデータの整理や自動計算になってくると、1万円以上もらえる案件が多くなってきます。
まず副業の範囲であれば、5.6万円稼げれば十分です。
1万円の案件を休みの日の時間のうち6時間程度確保して完成させられると理想的です。
基本的にプログラミングはセキュリティに関わる部分でなければ、ある程度過去に作ったコードを一部転用して使っても問題なく、転用すると作業効率がかなり上がるため、そうやって1案件あたりにかける時間を減らしていく努力をしてみてください。
仕事内容
Excelのマクロの副業案件は大きく分けて以下の3つがあります。
・Excel同士のデータのコピー
・印刷の自動化
・ExcelのデータとWebシステムとの連携
これらはVBAを使ったExcelの作業で、VBAを使わないものは種類が多いのでここでは省略します。
共有サーバーに保存されているExcelに格納されたデータを情報システムに反映させる専用のExcelファイルに転用する案件がよくあります。
このExcel同士のデータのコピーは数時間あればこなせるものなので、副業案件として始める際は、この案件から取り組んでいくのがベストです。
Excelは印刷用の表を作るのにもよく使われていますが、毎回ひな型となるシートが異なるため、手作業の工程が発生してやや面倒です。
そこでVBAを使って指定のフォーマットに表などを自動で出力することで作業の効率化が図れます。このシステム作りの案件もそれなりに多いです。
慣れれば数時間でこなせる案件なので、挑戦してみる価値はあります。
VBAを使ったExcelのマクロの副業で最も多いのがExcelのデータとWebシステムとの連携の案件です。
これはExcel同士のデータのコピーが終わったら、そのデータをWebシステムに反映させたり、逆にWebページのデータをExcelのデータに反映させたりする作業です。
Webシステムの規模によってかかる時間が変わってきます。
締め切りさえ守れば数日に分けて作業しても大丈夫なので、Excelのマクロの副業案件で本気で稼ぎたい方はこの案件にも挑戦してみてください。
必要なスキル
Excelのマクロの副業案件を受けるためには主に以下の4つのスキルが必要です。
• VBAの基礎
• プログラミングスキル
• システム開発スキル
• 実務経験
Excelのマクロの副業案件の数はVBAを用いたものが多いので、VBAを使いこなすのは必須です。
それに加えて、VBA以外のプログラミングスキルがあると、VBAで作成されたものに自由に追加機能を加えたりできるので業務の幅が広がります。
他には、VBAで作るシステムを運用するのは一般事務の方のため、一般事務で働く人が使えるレベルのわかりやすいシステムを開発するスキルも求められます。
そのスキルは実務経験があると現場で使えるレベルかどうか判断しやすいため、Excelを使う業務を経験した方は、特にExcelのマクロの副業案件に慣れやすいです。
VBAを使ったExcelのマクロの副業案件で稼ぐ方法
VBAを用いたExcelの副業案件で稼ぐためには以下の4つの方法がおすすめです。
• エージェント
• クラウドソージング
• SNS
• 知人からの紹介
1つずつ見ていきます。
エージェント
VBAを用いたExcelの副業案件で、高単価のものを狙おうと思ったらエージェントサービスを通じて、企業とマッチングしてもらう方法が1番安定感があり、成長に繋げられる方法です。
ある程度VBAを用いたExcelの副業案件に慣れてきたら、エージェントサービスを利用してみてください。
クラウドソージング
クラウドソージングはエージェント同様にクライアントとマッチングできるサービスで、初心者向けの案件が多いのが特徴です。
VBAのスキルがようやく身に付いたといった方はここから仕事をスタートしてみてください。
クラウドワークスやランサーズなどは、取り扱っている案件数が多いので特におすすめです。
SNS
副業の案件はSNSで獲得することも可能です。
例えば、Twitterなどでは案件募集に関するツイートをよくしていて、そこで交渉して直接案件をもらう流れで仕事を始められます。
直接営業するハードルの高さと採用してもらうための実績が必要ですが、採用してもらえれば手数料なくこなした案件の報酬が全てもらえ、自由なスタイルで仕事ができます。
知人からの紹介
本業での知り合いやこれまで案件で携わった方、プライベートの友人から話が繋がって案件がもらえることもあります。
知人経由での話であることから、安心して取り組みやすく、何かあった際にはクライアントやその知人に相談しやすいメリットがあります。
VBAを使ったExcelのマクロの副業案件でよくある質問
VBAを使ったExcelのマクロの副業案件について、インターネット上でいくつか質問が飛び交っていますが、その中でもよく見られる以下の3つの質問について簡単に回答していきます。
• ExcelのVBAを習得する難易度は?
• 案件を受けるのに資格は必要?
• VBAを使ったExcelのマクロの副業案件はどのくらいある?
ExcelのVBAを習得する難易度は?
ExcelのVBAもプログラミング言語の1つで、プログラミング言語と言われると身構えてしまうかもしれませんが、HTMLとCSSという最低限Webぺージを作り上げたりするのに使われる言語の次にレベルの高い言語と言われています。
HTMLとCSSがプログラミング言語の基礎中の基礎なので、VBAのレべルはあまり高くありません。
案件を受けるのに資格は必要?
VBAを用いたExcelのマクロの副業案件を受けるのに、特に求められている資格などはありません。
それに関連する資格もありますが、それ以上に実際の現場で作り上げた実績や高いスキルの方が重要視されます。
VBAを使ったExcelのマクロの副業案件はどのくらいある?
VBAを使ったExcelのマクロの副業案件は、レベルの高いフリーランス向けの案件とそれよりもレベルの低い副業向けの案件とで数が異なります。
VBAを取り扱うフリーランスの数自体がそこまで多くないことから、フリーランス向けの案件で掲載されているものだと200件程度で、完全に副業向けの案件の場合だと具体的な数字は不明ですが、それ以上掲載されています。
まとめ
Excelのデータの自動計算やWebサービスとの連携などに、VBAというプログラミング言語が用いられていて、Excelのデータ入力の案件もありますが、VBAを用いた副業案件の方が多いです。
HTMLやCSSのプログラミング言語が習得できれば、VBAの習得は難しくないため、まずはVBAが案件で使えるレベルになるまで努力してみてください。
それからクラウドソージングなどを通じて実績を積んでいき、エージェントなどを通じて高単価案件が獲得出来たら、ExcelのVBAのマクロの副業案件で稼げるようになります。
- Written by 谷 祐輝
- 大分大学経済学部経営システム学科を卒業し、その後本業と並行でライター活動を始めました。
ライター歴は1年です。