マーケティング・ビジネスサポート

副業収入アップの近道!?ランチェスターの戦略を取り入れよう

副業でなかなか仕事が取れなかったり、単価が安かったりすることに、悩んでいませんか?そんな時は、企業も活用する有名なマーケティング手法「ランチャスターの戦略」を取り入れると効果的です。今回、ランチャスターの戦略の有効性や個人が活用する方法について、紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

副業収入アップの近道!?ランチェスターの戦略を取り入れよう

そもそもランチャスターの戦略とは?

まず、ランチェスターの戦略とは何か説明していきます。

ランチャスターの戦略は、イギリスのエンジニアであるランチャスターが生み出した法則が起源で、元々は軍事作戦のモデルです。経営やマーケティングと類似点が多かったことから、ビジネスに転用され、今では弱者が強者に勝っていけるただ1つの方法と言われています。

なお、ランチャスターの戦略でいう弱者とは、資本金や人員の少ない中小企業やスタートアップ企業、個人事業主などのことです。もっと言うと、参入したい業界でシェアのない人達だと言えます。次に、強者とは大企業、つまり資本金はもちろん、社員数や商材、事業が多い団体です。より正確には、特定の業界で大きなシェアを持っている存在だと言えるでしょう。

上記のような強者に勝ち、稼いでいけるようにするのがランチャスターの戦略ですが、実は弱者用の戦略と強者用の戦略に別れています。そして、両方の戦略を理解してはじめて、効果的に取り組んでいけるのです。というわけで、強者の戦略と弱者の戦略それぞれについて、説明していきましょう。

そもそもランチャスターの戦略とは?

競争相手のことを知っておこう!強者の戦略は総合力での勝負

結論から言うと、強者は総合力で勝負してきます。具体的には、ある程度収益が見込める市場に、人員や資本金を活かしてシェアの拡大をしてくるのです。弱者が掘り起こした業界や需要に参入してくることもままあります。イメージがわきやすいように、次から実際にあった強者の戦略の例を紹介しましょう。

競争相手のことを知っておこう!強者の戦略は総合力での勝負

実際にあった強者の戦略を紹介

日本で後発だったバーガーキングに対し、マクドナルドがとった戦略が、まさに強者の戦略だと言えます。具体的には、大きなサイズのハンバーガーがウリのバーガーキング参入時に、マクドナルドも似たような商品を出したのです。マクドナルドは当時すでに70%近いシェアを獲得しており、知名度も価格も劣るバーガーキングはシェアが伸び悩みました。

上記の例のように、強者は持ち前の戦力を最大限に活かした戦い方をしてきます。似たような商品やサービスと戦ってしまうと、体力に劣る弱者はシェアを落としてしまうのです。ランチャスターの戦略の中でも、ミート戦略や同質化戦略などと言われる手法ですが、強者のみがとれる戦略だと覚えておきましょう。ちなみに、シェアの2番目や3番目の企業がトップ企業にミートすることもありますが、基本的に差がひっくり返ることはありませんし、個人でやれることでもありません。


それでは、ランチャスターの戦略では弱者はどう戦うのが良いのでしょうか?続いて弱者の戦略を見ていきましょう。

実際にあった強者の戦略を紹介

個人はニッチな市場を見出そう!弱者の戦略は専門性の勝負

ランチャスターの戦略では、弱者は局地戦や一点集中などをすべきと説明されます。ビジネスに置きかえると、以下のとおりです。
 
 ・ニッチな市場で戦う
 ・既存の市場を細分化し、そこのみに集中する

副業の場合は、専門性を確立し、ニッチな需要に応えるところから始めたいものです。要するに、あなたの経験やスキルをかけ合わせて、他に負けない強みを持つべきでしょう。そして、少ないながらも困っている人やサービスなどを求める人がおり、あなた以外に適役がいなければ理想的です。顧客目線にたって、あなたでなければいけない、他の人では多少なりとも質が落ちてしまう、そんなポジションを見つけましょう。

ありがちな失敗例としては、低価格の何でも屋をやることです。何でもするということからは、サービスや商品の質はそこそこだと、無意識に思われます。そうなると、知名度や実績に負けてしまい、稼げないのです。また、低価格路線は、強者の戦略。値引き合戦になって、先に音を上げるのは弱者です。本業で培った強みなどを活かして差別化し、ニッチな市場でNo.1を目指すことを考えましょう。

個人はニッチな市場を見出そう!弱者の戦略は専門性の勝負

弱者の理論で成長した例を紹介

ランチャスターの弱者の戦略で強者に勝った有名な例の1つとして、セイコーマートが上げられます。もしかすると、名前を聞いてもピンとこないかもしれませんが、セイコーマートはコンビニです。おそらくあなたは、コンビニと聞くとセブンイレブンをはじめとして、ファミリーマートやローソンなどを思い浮かべることでしょう。事実、先に出てきた企業は、コンビニ業界における圧倒的な強者です。しかし、弱者の戦略を上手く活用するセイコーマートは、進出してくる強者に勝ち続けていますので、詳細を紹介していきましょう。

セイコーマートの弱者の戦略は、北海道に集中し、道民の生活に密着することです。要するに、北海道民に他の大手コンビニではなく、セイコーマートでなければいけない理由を提供しています。具体的には、地産地消を活かしたプライベートブランドなどで出店地域に必要な品揃えを確保しているのです。人口密度の低い北海道では、大手コンビニのように売れ筋の商品を置くよりも、惣菜やトイレットペーパーといった、その地域に必要とされるものが確実にあると喜ばれるのです。

セイコーマートは元々お酒の卸売店として、北海道に販路を持っていたので、最大限活かした形です。他にも、人口密度がより低い地域で地産地消を活かした店内調理をしたり、廃棄ロスをカットできる分を大手に負けない低価格に当てたりといった取り組みも多数あります。このように、顧客にとってセイコーマートだから良いというメリットを提供できているからこそ、強者に勝てているのです。ちなみに、創業者は徹底してセブンイレブンに立ち寄らず、似させないことで差別化を測っていると発言しています。

始めは手探りでしょうが、あなたもこれまでの経験から、「こんなサービスを自分ならできるけれど、喜んでくれる人がいるのでは?」といった強みを見つけていきましょう。きちんと需要さえあれば、反応してくれる人がいるはずです。同業の他の人と差別化し、選ばれる理由さえ作れれば、仕事の単価や依頼自体も増えていくことでしょう。

弱者の理論で成長した例を紹介

まとめ

今回は、弱者が強者に勝つための唯一の方法と言われるランチャスターの戦略についてご紹介しました。振り返りのために、簡単に内容をまとめておきましょう。

・弱者とは、シェアや人員の少ない、個人や小規模な存在のこと
・強者は総合的力を活かした戦いをしてくる
・弱者はニッチで強者がこない市場でたたかう
・副業者は専門性を確立し、ニッチな需要に応えられるようにしよう
・強者とは、シェアトップで人員や資本金が潤沢な存在のこと



要するに、勝てるポジションを探したり作ったりできれば、副業でも大きく稼げる公算が高いと言えるのです。がむしゃらに行動するのも時には必要ですが、あなた自身の専門性についても、見直してみてはいかがでしょうか?

Written by 室井一誠
企業と個人を支援する複業家。大学院で研究→商社マン→総合コンサル/Webライターという異色の経歴で身についたスキルと経験から、マジメな個人の幸せを応援するメディア-Para-を運営中です。

PICK UP NEWS