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KPI・KGIとは?副業マーケターが押さえておきたい評価指標

副業でWebマーケティングの仕事をしたい方は、KPIとKGIという言葉は必ず覚えておきましょう。

広告運用やSEO分析、販売ページへのルート開発など、Webマーケティングに関わる仕事であれば、どんな業務でもKPIやKGIは重要な知識です。

今回は、KPI・KGIの特徴や設定方法、うまく指標を設定するコツについてお伝えしていきます。今後、副業でWebマーケティングの仕事をするときに必ず役立つはずです。

KPI・KGIとは?副業マーケターが押さえておきたい評価指標

KPI(重要業績評価指標)とは?

KPI(重要業績評価指標)とは、企業の目標を達成するために必要な具体的な数値や要素のことです。


たとえば、「今期は1億円の純利益を達成する」ということが一つの目標だとしましょう。すると、「1億円の純利益を達成するには?」と、今度は目的を達成するための条件が浮かび上がってきます。


企業の純利益は、売上高から営業利益を求め、営業利益から経常利益を出し税金などを差し引いた金額です。そのため、「売上高」や「営業利益」といった重要な要素を抜き出し、具体的な数値を含めてKPIを設定します。すると、次のようなKPIが出てきます。


①目標(KGI):純利益1億円を達成するには?


②KPI:営業利益2億円が必要である


③KPI:(営業利益2億円を達成するための)売上高3億円が必要である


つまり、KPIとは、目標を達成するための具体的な手段を設定するということです。KPIに設定する要素(売上高など)や数値(3億円など)は、各企業の経営判断によって異なるため、基本的には自由に設定していきます。


ただ、設定の際は、目標とKPIに相関関係があり、実現可能性のある内容にするということに注意してください。先ほどの事例だと、純利益1億円の目標のため、従業員を100人採用するというKPIを設定するようなものです。(確かに従業員を増やせば売上が伸びますが相関関係が離れすぎています。)


 

KPI(重要業績評価指標)とは?

KGI(重要目標達成指標)とは?

KGI(重要目標達成指標)とは、経営上でもっとも重要となる目標と、それを具体的に示す数値のことです。先ほどの例だと、「今期は1億円の純利益を達成する」がKGIとなります。


KPIは、このKGIの内容に沿って決めることが基本です。

KGI(重要目標達成指標)とは?

KPI・KGIの設定方法|3つのステップ

KPIやKGIを用いるときは、次のように設定を行っていくことが一般的です。


①KGI(目標)の指標を決める


②KGI(目標)の数値を決める


③KPI(手段)の指標を決める


④KPI(手段)の数値を決める


KGI、KPIどちらにも「指標」と「数値」の2種類があります。指標とは「売上高」のような要素のことで、数値は「3億円」といった具体的な金額やパーセンテージなどのことです。


KGIが最終ゴールとなるため、必ず先に設定するようにしましょう。


仮に、指標が思い浮かばないというときは、まず抽象的に目標を定めます。「業績を良くしたいな」というイメージだけで構いません。すると、「業績を良くするには?」という疑問へと繋がるはずです。


そこから、「答えは売上高を増やすこと」というように具体的な指標へと落とし込んでいきましょう。さらに、「売上高を増やしたいな」という抽象的なイメージから、「そのためには?」と繋げていき、「受注数を増やすこと」という回答へとたどり着ければKPIの指標も見えてきます。


 

KPI・KGIの設定方法|3つのステップ

Webマーケティングにおける具体的なKPI・KGI設定のコツ

KPIやKGIは、先ほどの事例のように企業の業績目標を決定するときだけではなく、Webマーケティングの分野でも広く用いられています。


たとえば、Webメディアの会員登録者数を増やしたいとしましょう。そこで、「コンバージョン率*1を5%にする」をKGIに設定します。


すると、その目標を達成するために、今度はKPIの設定が必要です。


そこで、コンバージョン率を増やすために、「PV*2」と「直帰率*3」が重要な指標だと決定しました。さらにこの指標には具体的な数値が必要です。最終的に、「月10万PVの達成」「直帰率を60%まで下げる」と出たこれらの情報がKPIとなります。


ただ、ここまでで終了してはKPIやKGIを設定する意味がありません。KPIやKGIを設定する目的は、目標を達成するため、具体的にどのような行動を起こせばよいかを知ることにあります。


この具体的な行動はKPIから探り出すことが可能です。


「月10万PVの達成」というKPIを達成するためには、SEO(検索エンジン最適化)やWeb広告などでメディア露出を高め、より多くのユーザーを獲得しなければなりません。


また、「直帰率を60%まで下げる」というKPIのほうは、コンテンツ内へ適度に関連リンク(内部リンク)を設置するほか、文章の読みやすさや記事内容の見直しを行う必要があります。


このように、実際に何らかの行動を起こすことでKPIやKGIの意義が生まれるのです。


*1:コンバージョン率=成約率のこと。ここでは全アクセス数に対する会員登録した人の割合


*2:PV=ページビューのこと。サイト全体の総閲覧ページ数を表す


*3:直帰率は最初の1ページだけ見てほかのサイトに移動したユーザーの割合を表す


 

Webマーケティングにおける具体的なKPI・KGI設定のコツ

KPIの評価や修正も忘れずに

KGIやKPIを設定しても必ず目標が達成できるわけではありません。しかし、未達成の目標を放置しておくと、問題が解決されず、いつまで経っても目標は達成できないでしょう。そこで、KPIの評価や修正を行っていきます。


冒頭の事例を参考にしてみましょう。


①目標(KGI):純利益1億円を達成するには?


②KPI:営業利益2億円が必要である


③KPI:(営業利益2億円を達成するための)売上高3億円が必要である


 


仮に上記のKGIが達成されず、最終的に8,000万円の純利益しかなかったとします。その場合、KPIに設定した数値も達成できていないことが多いでしょう。仮に売上高が3億円を下回るようだと、受注数が思った以上に少なかったり、値下げの影響を受けたなどの可能性が考えられます。


また、そもそもKGIやKPIが実現困難な数値だったがために目標が達成できないことも珍しくありません。その場合は、もう一度業績を見直して目標を設定し直すことが必要です。


このように、KGIやKPIの結果から様々なことが読み取れます。


特に、「目標売上高に届かなかった」などの結果について原因を探っていくと、「販売戦略や営業手法に重大な問題を抱えていた」という真相にたどり着くこともあります。企業の抱える問題点や課題を発見できるという意味では、大きなメリットともいえるでしょう。


 

KPIの評価や修正も忘れずに

まとめ

KPIやKGIはマーケターなら必ず押さえておきたい評価指標です。副業でWebマーケティングの仕事をしたいという方も、この先必ず使用する場面が訪れますので、今のうちに覚えておきましょう。


たとえば、SEOコンサルティングを行う際に、クライアントのWebメディアの目標から具体的なKPIを提示できれば、それだけで相手からの信頼は高まります。ぜひ、今回お伝えした情報を有効にご活用ください。


 

Written by ゆきひろ
ライター歴2年半で、主に金融やBtoB分野の記事を得意としています。現在は、始めたてのWebライターの講師業も務めています。自分の記事や情報が多くのフリーランスの方の成功に繋がれば幸いです。

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