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音楽編集初心者向けのフリーソフト5選

音楽編集を始めようと思ったとき、初期費用はなるべく低くしたいと誰もが思います。高い編集ソフトを買っても、自分がやりたいことができなかったり、上手く扱うことができなかったりという失敗もあります。最初にフリーソフトを使えば、思ったのと違ったときにも金額の痛手はありません。

音楽にエフェクトを加えたい、音ファイルの連結や一部分を切り取りたい、ボーカル音声のみをオフにしたいのか、やりたい作業によって向いたソフトは異なります。

扱いやすいフリーソフトウェアと、おすすめのポイントをご紹介します。

音楽編集初心者向けのフリーソフト5選

音楽編集ソフトごとの得意な作業とおすすめのポイント

フリーソフトは数多くあり、その中から探して、機能比較をすることは時間も掛かり効率的ではありません。自分がやりたい作業に合った音楽編集ソフトでなければ、使いにくく作業の進みも遅くなってしまいます。フリーソフトごとに、向いている作業、ファイル形式、おすすめのポイントなどをご紹介していきます。


長期で音楽編集の仕事を続けていくことを考えると、有料の音楽編集ソフトも視野に入れなければいけない場面もあります。フリーソフトで何ができ、どの機能をグレードアップしたいのかを知っていれば、有料の音楽編集ソフトを選ぶときにもスムーズです。

音楽編集ソフトごとの得意な作業とおすすめのポイント

Audacityは多機能で見やすい編集画面が特徴

Audacityは、フリーの音楽編集ソフトの中でも、高機能でありながら初心者でも使いやすい編集画面であることが特徴です。


Audacityでは、複数のトラックを1つのプロジェクトファイルで編集をすることができ、様々なエフェクトを掛けたり、ノイズ除去を行ったりすることができます。


編集画面では、再生、停止、録音ボタンなど定番の機能が分かりやすいアイコンで表示されています。分割、コピー、拡大や縮小の機能ボタンも、ツールバーにあるため、あちこち探さなくても直感的に操作ができます。ツールバーを編集することもできるため、アイコンを並べ替えたり、よく使う機能だけをピックアップすることもおすすめです。自分の使い方に合わせてカスタマイズができるので、画面をすっきりさせることができます。


再生位置の時間、選択範囲の最初と最後が0.001秒単位で、常に画面下部に表示されています。今どこを編集しているのか、選択範囲を細かく変えたい場合にも助かる機能です。どちらも秒数を入力して指定ができるため、マウスで細かな操作をしなくてもいい点がおすすめです。


Audacityを使っている人が多いため、導入方法や使い方について解説をしているWebサイトが多くあります。ソフト自体も日本語表示設定が可能なため、英語表記に慣れていない方でも編集画面は見やすくなっています。WindowsでもMacでも使えるフリーソフトで、無料のエフェクトも多種類あります。


音楽編集の初心者も中級者も満足できるような、音楽編集のフリーソフトです。


 

Audacityは多機能で見やすい編集画面が特徴

mp3DirectCutは音楽ファイルの分割と結合が得意

mp3DirectCutは、音楽ファイルの分割や結合に特化したフリーソフトです。複数の音楽ファイルを1つのファイルにしたい、音楽ファイルから不要な箇所を削除したいというときに、おすすめできるフリーソフトです。WindwosにもMacにも対応しており、MP3ファイルのみを扱えます。


特定の機能に特化しているため、編集画面はシンプルで見やすく初心者でも使いやすくなっています。選択範囲を細かく調整できるショートカット機能もついています。


音楽ファイルの分割と結合に特化しているため、その他の機能は音量調節とフェードなど限定されています。エフェクトを掛けたり、MIXをしたい場合には不向きなので注意が必要です。


mp3DirectCutは、バッチ処理があり設定した処理コマンドを、複数のファイルに対し自動で適応させることができます。バッチ処理があると、作業を効率的に進めることができます。大量のファイルの分割や結合を行う必要があるときは、mp3DirectCutを使えば簡単に行えます。

mp3DirectCutは音楽ファイルの分割と結合が得意

Sazanamiは視覚的に音楽編集ができる

Sazanamiは視覚的な操作で、音楽編集ができます。Windowsに対応しており、録音からMIXまで行える音楽編集ソフトです。エフェクトも様々なものがあり、初心者でも簡単に操作をして設定ができます。ウィンドウを並べて表示したり、ツールバーの項目を追加や削除ができるため、自分好みの編集画面にすることができます。


Sazanamiはプロジェクトの保存ができないという点があります。編集途中の場合は、その時点での音楽ファイルを出力して、次に編集作業をするときに読み込んで編集を行います。また、音楽ファイルはそれぞれが独立したプロジェクトで、同時に複数のファイルの編集は行えません。MIXをする場合は「ミックスダウン」の機能を使用して行います。他のソフトと使い勝手が異なるため、注意が必要です。


残響の性能を視覚的に設定できることが、Sazanamiの特徴です。どの方向にマイクが向いているか、音がどこから鳴っているかを数値だけではなく図で確認ができます。VSTとDXのプラグインも使用できるので、編集の幅も広がります。

Sazanamiは視覚的に音楽編集ができる

Sound Engine Freeは録音作業に向いている

Sound Engine Freeは、編集より録音に向いているフリーソフトです。WindowsとMacに対応し、WAVファイル形式のファイルを作成できます。簡単にサッと録音作業をしたいというときに、Sound Engine Freeがおすすめです。


シングルトラックでの基本的な編集作業が行えますが、編集作業よりも録音の作業に向いています。編集の機能は揃っていますが、ノイズが入ったりエフェクトが反映されなかったりする場合もあります。録音作業、音楽ファイルの分割など簡単な作業のみ行いたい場合に、Sound Engine Freeが向いています。

Sound Engine Freeは録音作業に向いている

VocalShifter LEは楽曲制作に向いている

VocalShifter LEは、ボーカルや楽器の音声編集に向いているソフトです。Windows向けのボーカル音声編集ソフトとして、VocalShifter LEは優秀です。日本で使っているユーザが多いため、解説サイトも多くあります。


編集画面はシンプルですが、機能は充実しています。扱えるのはWAV形式のファイルですが、デコードを読み込めば他のファイル形式のものも扱う事が出来ます。補正画面を使う際に線を描画して波形を調整しますが、ペンツールを使用するときには手振れ補正機能もあります。


複数のWAV形式ファイルをMIXさせることもできるため、ボーカル音声を編集したいときに特に力を発揮します。

VocalShifter LEは楽曲制作に向いている

フリーソフトをダウンロードするときの注意

どんなジャンルの初心者にとってもフリーソフトは、とても心強いものです。信用できるWebサイトからダウンロードをしないと、ウイルスソフトが入っている場合もあります。公式で配信しているダウンロードサイトで、フリーソフトをダウンロードした方が安心です。


また、フリーソフトは対応OSに限りがある場合があります。自分のOSのバージョンに対応しているか、事前に確認をしておく必要があります。


フリーソフトは気軽にダウンロードできる利点がありますが、一方でウイルスソフトの危険もあります。信頼できるWebサイトからダウンロードする、ウイルス対策ソフトを使用して対策をしておくことをおすすめします。

フリーソフトをダウンロードするときの注意

まとめ

音楽編集をこれから初めて行う方は、WindowsにもMacにも対応しているAudacityがおすすめです。フリーソフトですが、プロも使用する高機能な編集ソフトです。レコーディングからMIXの作業まで、一通りのことが1つのソフトで行えます。


録音に重点を置くのか、音声ファイルの分割や結合に重点を置くのかを考えて、フリーソフトを使い分けた方が編集しやすい場合は、好みのソフトをダウンロードするのがおすすめです。


フリーソフトでは機能が不十分かと思うかもしれませんが、高度な機能があるもの、1つの機能に特化したものなど様々なものがあります。ダウンロードして、使い勝手を試してみて自分に合ったフリーソフトを見つけてみましょう。

Written by しおからあげ
IT企業でSEをし、その後フリーランスに。IT関係の知識を活かした記事執筆、Webデザインやグラフィックデザインを行っています。

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