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【超簡単】副業占い師の始め方|平均収入や稼げる登録先も
占いが好きという方の中には、実際に自分で占う方も多いことでしょう。中には、「副業として占い師をやってみたい」と考える方もいるのではないでしょうか。しかし、副業占い師の詳細はベールに包まれていることが多く、本当に副業として成り立つのか不安になりやすいです。
そこで今回は、副業占い師の平均収入や始め方を紹介します。副業占い師に必要なスキルやおすすめの開業方法、確定申告まで解説。「副業として占いを始めてみたい」「本業の占い師になる前に、副業として経験を積みたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
目次
副業占い師の平均年収は100万円~
まずは、副業として始めるにあたり、最も気になる「収入事情」から。副業占い師の平均年収は「100万円~」といわれていますが、その内訳はどのようなものなのでしょうか。
副業占い師の収入事情について
副業占い師の収入は「占い1回当たりの金額」と「占う回数」によって決まります。「占い1回当たりの金額」は占う内容にもよりますが、最低相場は3,000円前後。「占う回数」を1日1回と考えると、1か月で9万円、1年で108万円という計算になります。
また、平日は本業に集中し、土日などの休日のみ副業占い師を頑張るという場合、平均年収100万円をクリアするためには少し工夫が必要です。1か月に8回の休日があるとすると、1日3~4回占うことで、ようやく年収100万円を超えてきます。
このように、副業占い師の収入は毎日コンスタントに稼働するか、休日に集中して稼働するかなど、さまざまな働き方が可能です。まずは1か月に何円稼ぎたいかを考え、そこから逆算して「占い1回当たりの金額」や「占う回数」を決めていくのも良いでしょう。
副業占い師に必要なスキル
副業占い師として活躍していくためには、ある程度のスキルが必要です。主に必要なスキルは、次の3つ。それぞれ詳しく見ていきましょう。
占いスキル
「占い」を仕事として扱うため、もちろん占いスキルは必須。自分の得意な占術を極める方もいれば、さまざまな占術を幅広く扱う方もいます。占ってもらう側から見て「あれ?」と不安に思われないような、知識と技術を身に着けておきたいところです。
コミュニケーションスキル
副業占い師は、相手があって初めて成り立つ仕事です。そのため、コミュニケーションスキルはネット上でも対面でも大切になってきます。占いの中で相手の気持ちや状況を聞き出すときはもちろん、占い前後の取引でも丁寧かつ誠実な対応が必要です。やり取りに心地よさを感じてもらえたら、リピーターになってくれる可能性もグンと上がります。
マーケティングのスキル
副業占い師として「お金を稼ぎたい」と強く願うのであれば、マーケティングスキルも身に着けておくと有利です。特に、「集客」を目的とした宣伝は力を入れたいところ。前述したような収入確保のためには、集客が上手くいかないことには実現できません。時にはSNSなどを活用しながら、積極的に自分の占いをアピールして集客していきましょう。
副業占い師におすすめな開業方法
では実際に副業占い師を始めるときには、どのような場所で開業すれば良いのでしょうか。ここでは、副業占い師におすすめの開業先を3つに分けて紹介します。
オンライン占い(ココナラ、BASE、電話、zoom)
もっとも開業しやすいのは、ネット上でやり取りが完結する「オンライン占い」。特に「ココナラ」では占いのカテゴリがあり、気軽にスキルをシェアすることができます。ただし、副業占い師はもちろん、本業占い師もスキルを出品しているため、それなりのマーケティングスキルが必要になってくることでしょう。
一方、「BASE」は占いに特化したカテゴリはありませんが、条件付きで占いスキルを出品することが可能です。占いスキルを販売した際には、鑑定書などを購入者に送付することになります。
「電話占い」は、電話占い会社へ登録して開業する方法です。コロナ渦で対面占いがなかなかできない状況から、電話占いの需要は増えているといわれています。同じ理由で、対面占いを「zoom」で対応する副業占い師も少なくありません。
対面占い(タイムチケット、TABICA、アルバイト)
従来のやり方を踏襲したい方には、「対面占い」がおすすめ。今では、単に「会って占う」だけでなく、さまざまなネットサービスを介した取引が可能です。
例えば、「タイムチケット」という仲介サービスでは、時間を売買することができます。副業占い師として、「30分で3,000円前後」という占いを販売している方も。最長2時間ほどまで時間を選べるため、占う内容や占う日によって時間を変えられる点が大きなメリットといえるでしょう。
また、「TABICA」というマッチングサービスでは、「占いを提供したい人」と「占いを受けたい人」を引き合わせてくれます。中には、単に占うだけではなく、開運グッズ作りといったワークショップやパワースポット巡りなどを行う副業占い師も。
「副業の経験を活かして、最終的には本業として占い師を頑張りたい」という方は、占いの館などでアルバイトをするというのも1つの方法です。Indeedなどの求人サイトでアルバイトを募集している占いの館もあるため、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
その他(ストアカ、クラウドワークス)
占いを副業とする方法は「実際に占う」だけではなく、占いに関連したさまざまな仕事を副業にすることも可能です。
「ストアカ」というサービスでは、占いスキルを有料で教えることができます。誰でも「占いの先生」になれる、ということです。
また、「クラウドワークス」をはじめとしたクラウドソーシングサービスでは、占いに関するWeb記事やイラストの作成などの仕事が募集されています。自分の中にある占いの知識を、占いに関連したコンテンツ作りに活かすというのも副業として成り立つでしょう。
副業占い師の開業届と確定申告
副業占い師には、さまざまな開業方法があることが分かりました。しかし、実際に副業として占い師を始める場合には、開業届や確定申告といった行政上の手続きについても理解しておく必要があります。
本業・副業に関係なく開業した場合は「開業届」を提出
占い師として個人で開業した場合には、「開業届」を在住地域の税務署へ提出しましょう。このとき、「本業」か「副業」かどうかは関係ありません。どちらも「個人事業扱い」となるため、開業して1か月以内か、占い師としての事業が起動に乗ってから開業届を提出します。
副業占い師が開業届を出すメリット
副業占い師が開業届を出すメリットとしては、主に3つあります。
1つ目は、「節税」です。仕事に必要な道具を購入した場合などは、事業の経費として計上することができます。開業届を提出せずとも、ある程度の経費は認められますが、私用・事業用の両方で使用しているものについては、経費の計上が難しいです。しかし、開業届を提出しておくことで、使用時間や面積の割合などから「事業用部分の費用」を経費として計上することができます。在宅で副業占い師をするなら、光熱費やインターネット代などの一部を経費にすることができる、ということになります。
2つ目は、「赤字の繰り越しが可能」という点です。開業届を提出することで、確定申告の中でも「青色申告」という手続きができるようになります。すると、赤字が生じた場合でも、最大3年間は繰り越すことが可能。赤字部分は本業の給与所得から引くことでできるため、大幅な黒字が出たときに適用させると、その分税金額を抑えることができます。
3つ目は、「事業専用の銀行口座を作ることができる」という点です。私用と事業用の銀行口座を分けておくことで、確定申告時に経費や事業収入が計算しやすくなります。
所得が20万円以上になったら確定申告が必要
副業占い師として開業した場合には、所得が20万円以上になったら確定申告が必要。所得とは、収入から経費を引いた金額です。例えば、副業占い師の収入が1年間で「50万円」、経費が「20万円」だった場合は、所得が「30万円」となり確定申告が必要となります。
また、所得が20万円未満であっても、占いの館でアルバイトするなど「2社以上から給与をもらっている」という場合は確定申告します。無申告や申告漏れは、税金が重くなるペナルティが課される恐れがあるため、注意が必要です。
まとめ
女性に人気の高い占いは、スキルや値段設定・稼働時間によっては副業として成り立ちます。開業届や確定申告についても、事前に理解しておくと安心です。「大好きな占いで副業してみたい」「本業にする前に副業として経験を積みたい」という方は、在宅でも簡単に取り組める開業方法から始めてみてはいかがでしょうか。
- Written by 蒼下せな(くさもとせな)
- 「楽に生きたい」がモットーのイラストレーター&Webライターです。花・動物・サブカルLove。