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副業YouTuberになるためには|平均収入や成功するコツも紹介
「YouTuber」という職業が一般的に認知されてから、幾数年。今では、副業としてYouTuberを始める方も多くなりました。
しかし、収益化や黒字化までの道のりが厳しいことから、「副業YouTuberになりたいけど、決心がつかない…」という方も少なくありません。
そこで今回は「副業YouTuber」について、メリットや平均収入を紹介。外注方法を含めた成功のコツも、合わせて解説します。「本業では難しいけど、副業としてYouTuberを始めてみたい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
YouTuberを副業にする3大メリット
YouTuberを副業にするメリットは、大きく分けると3つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
初期費用をあまりかけずに収入を得ることができる
YouTubeにアップする動画は、最低限、スマホと動画編集ソフトがあれば作成可能です。動画編集ソフトは無料で利用できるものもあり、初期費用をあまり必要としない点が大きなメリットといえるでしょう。
「動画編集にこだわりたい」という方は、1万円前後から動画編集ソフトを購入することができます。YouTube動画の収益化に成功してから、撮影機材などを順次そろえていくのも1つの方法です。
作成した動画コンテンツが「資産収入」となる
YouTube動画の主な収益は、動画内に表示された広告から発生します。そのため、YouTube動画を削除しない限り、永続的な広告収益の回収が可能です。
特に、人気が急上昇して「バズる」と、その動画から得られる広告収益はある種の「資産」へと成長します。1回アップすれば継続的に収入が入る点も、副業YouTuberを始める大きなメリットといえるでしょう。
さまざまなスキルを身に着けることができる
YouTube動画を1本アップするときには、動画を撮影・編集するスキルはもちろん、動画の表紙となる「サムネイル」をデザインするスキルも必要。また、「どんな動画を視聴者は見たいのか」といったマーケティングスキルや、動画作成を他者へ依頼する外注スキルも身に着けることが可能です。
さらに、他者へ分かりやすく伝える・話すというスキルは、本業にも活きてきます。YouTube動画作成はさまざまなスキルを身に着けたり、成長させたりすることができるメリットもあるのです。
副業YouTuberの収入事情
副業YouTuberには、さまざまなメリットがあることが分かりました。しかし、「副業」として始めるにあたり、どうしても気になってくるのは「収入」。今度は、副業YouTuberの収入事情について、収益化の条件を踏まえながら見ていきましょう。
YouTubeにアップした動画が収益化される条件
YouTube動画の収益化には、2つの条件があります。
1つ目の条件が、「過去12か月の動画再生時間が合計4000時間以上」。いきなり大きな数字で驚く方も多いことでしょう。しかし、動画の再生時間そのものは、コンスタントに動画をアップすることで着々と積み上げていくことができます。
2つ目の条件が、「チャンネルの登録者数が1000人以上」。実は、こちらの条件をクリアする方が非常に大変です。YouTuberを始めたたの頃は、全くと言っていいほど動画を見てもらえません。少しずつ見てもらえるようになったとしても、登録者数は「月に50人増えたら良い方」といわれています。つまり、登録者数が1000人を超えるためには、最低1年~1年半以上かかるということです。本業・副業にかかわらず、YouTuberを続けられるかどうかは、「収益化までの辛い時期」を乗り越えられるかどうかにかかってきます。
広告収益は1回再生されるごとに0.05円~0.1円が相場
ようやくのことで収益化できるようになっても、十分な副収入が得られるとは限りません。YouTube動画の主な収入は、「広告収益」によるものです。広告は、動画が1回再生されると「約0.05円~0.1円」の収益になるといわれています。
つまり、動画の再生回数が100回で「5~10円」、1000回で「50~100円」という計算です。副業YouTuberの収入を「月1万円」にしたいとすれば、その月の総再生回数は「10万~20万回」必要。1か月間、毎日動画を投稿した場合には、それぞれ「3000~6700回」ほどの再生回数を目指すことになります。
ただし、YouTube動画の収益は、「スーパーチャット」という投げ銭システムや企業案件、グッズ販売から得られる場合も。このような戦略が可能となれば、生活費をまかなう程の収益を回収できるようになるのも夢ではありません。
1か月の広告収益額は登録者数に比例して大きくなる
YouTuberの気になる平均収入ですが、実はYouTubeの利用規約で「詳細な収益情報は、開示してはいけない」と定められています。そのため、実際の金額を細かく公表しているYouTuberはいません。
しかし、ざっくりと紹介しているYouTuberの中には、「登録者数1万人で、東京都内1人暮らしがなんとかできる」という方も。また、チャンネル登録者数と広告収入の目安を紹介しているYouTuberは、「1000人で2,000~5,000円」「5000人で4~7万円」「10万人で100~300万円」ほどの感触だと伝えています。
もちろん、動画の投稿回数や広告の単価などによって、この限りではありません。しかし、副業YouTuberの目標をおおまかに設定する時には、非常に参考にできる数字なのではないでしょうか。
副業YouTuberとして成功するコツ
副業YouTuberとして成功するためには、収益化の条件をクリアする必要があることが分かりました。では実際に、収益化の各種条件をクリアするためには、どのようなことを意識していけばよいのでしょうか。
ここでは、副業YouTuberとして成功するコツを3つ紹介します。
週3回~毎日動画を更新する
副業YouTuberとして成功するためには、コンスタントに動画を更新するようにしましょう。理想としては毎日ですが、最低でも週3回を目標に動画を投稿します。これは、たくさんの動画が毎日更新される中で、自分の動画を少しでも人目に触れるようにするためです。
はじめは数人しか見てもらえなくても、継続的に動画を投稿することで人気に火が付き、時には大きく「バズる」可能性があります。
統一性があってクオリティの高い動画を更新し続ける
YouTube動画を作成するときには、「誰に何を伝えたいのか」をはっきりさせましょう。ペットとゲーム実況などジャンルが異なる動画が入り混じっていたり、単に自分が話したいことだけを載せた動画を投稿したりしていては、なかなか登録者数(ファン)は伸びません。
副業YouTuberとして成功するためには、チャンネル全体に統一感を持たせ、「視聴者が知りたいこと・見たいこと」を常に意識した動画を投稿することが大切になってきます。
外注(アウトソーシング)を上手く活用する
毎日クオリティの高い動画を投稿し続けることは、非常に大変なこと。副業であれば、なおさら動画作成に費やす時間が少なくなり、途中で挫折してしまう方も少なくありません。
そのようなときには、思い切って作業を外注してみましょう。外注を上手に利用することで、「動画の撮影だけを自分で、編集やサムネイル作成は別の人にやってもらう」といった方法が可能になります。外注費用はかかりますが、収益化・黒字化で取り返せるため、予算に都合がつく方は「作業の外注化」を検討してみてはいかがでしょうか。
副業でYouTube動画作成を外注する方法
副業YouTuberが成功するためには、高クオリティの動画を投稿し続ける必要があります。最後に、動画投稿を継続する秘訣である「外注化」について、メリットや費用相場などを見ていきましょう。
外注するメリット・デメリット
副業でYouTube動画作成を外注するメリットは、「時短」が1つ。そして、各種スキルに特化した方に外注することで、レベルの高い動画編集・サムネイル作成などが可能になります。
デメリットは、費用がかかること。そして、複数人に依頼する場合はクオリティの差が生じるということです。しかし、外注する前に作業をマニュアル化しておくことで、ある程度クオリティのバラつきは抑えることができます。
YouTube外注の費用相場は5,000円~
副業で外注するなら、企業よりも個人の方へ依頼した方が低価格で依頼可能。相場としては、1本5,000円~です。ある程度は自分で作業し、部分的に外注する場合は、さらに低価格で外注することができます。
YouTube外注ができるサービス
YouTube外注は、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスで依頼可能です。ココナラやSKIMAでは、動画編集やナレーションなどのスキルを販売している方も。YouTubeの外注化を考えている方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
まとめ
副業YouTuberは継続的に動画を投稿し、収益化の条件をクリアできれば少しずつ副収入を得ることができます。登録者数が順調に伸びれば、本業をしのぐ収入を得られる場合も。副業YouTuberを始めてみたい方は、今回紹介したコツをぜひ実践してみてください。
- Written by 蒼下せな(くさもとせな)
- 「楽に生きたい」がモットーのイラストレーター&Webライターです。花・動物・サブカルLove。